サマーキャンプ2026を開催しました!

7月26日~28日の2泊3日で、国立岩手山青少年交流の家にてサマーキャンプを開催しました。
今回のキャンプには、屋内サッカースクールやマルチスポーツスクールに通う子どもたちが参加しました。
普段は別々の曜日やスクールで活動している子どもたちですが、この3日間は学年やスクールの枠を越え、一緒に生活しながらさまざまな活動に挑戦しました。
インボルブ花巻では、子どもたちが
・自分で考えて行動する力
・仲間と協力する力
を育むことを大切にしています。
今回のサマーキャンプでは、スポーツだけでなく、自然体験や共同生活も取り入れながら、子どもたちがさまざまなことに挑戦できる3日間としました。
1日目 新しい環境への挑戦
スポーツを通して少しずつ縮まった距離
キャンプ初日は、午前にフライングディスク、午後にサッカーを行いました。
フライングディスクでは、「何投でポイントに入れられるか」をグループで競いました。
最初は思うように飛ばせなかった子も、投げ方を工夫したり、友達の投げ方を参考にしたりすることで少しずつ上達していきました。
遠くからポイントに入ると、グループ全員で喜び合う姿も見られました。



午後のサッカーでは、普段は別々のスクールに通っている子どもたちが同じチームとなり、一緒にプレーしました。
最初は少し緊張していた子どもたちも、一緒に身体を動かす中で自然と笑顔が増え、活動が終わる頃には名前を呼び合う姿も見られるようになりました。
コーチ対スクール生の試合では、コーチに勝とうと粘り強くプレーする姿が見られました。



キャンプならではの共同生活
スポーツなどのプログラムだけではなく、共同生活もキャンプならではの大切な経験です。
ベッドメイキングや荷物の整理など、身の回りのことも、できる限り子どもたち自身で行いました。
「どうやるの?」
「これで合ってる?」
そんな声もたくさん聞こえてきましたが、お友達に教えてもらいながら、自分で最後までやり切ろうとする姿がとても印象的でした。



一方で、初日はまだまだ戸惑う場面も多くありました。
時間を気にせず遊び続けてしまったり、自分のことだけで精一杯になってしまったり、次に何をすればよいか分からず立ち止まってしまう姿もありました。
しかし、それも子どもたちにとっては大切な経験です。
「できない」からこそ考え、「どうすればいいかな」と挑戦することが、成長への第一歩になります。
キャンプオリジナルTシャツプレゼント!
今回も、キャンプのために制作したオリジナルTシャツをプレゼントしました!
「明日から着ようね」と伝えていましたが、「今すぐ着たい!」という子が続出し、とても嬉しそうに着替える姿が見られました。


2日目 少しずつ見え始めた子どもたちの変化
2日目は、朝起きてみんなで体操をするところからスタートしました。
中には朝4時頃に目が覚めてしまった子もいましたが、それでも朝から元気いっぱい!
少し眠そうな表情を見せる子もいましたが、体操で身体を動かすうちに笑顔が増え、一日の始まりにぴったりの時間となりました。

自分たちで選んだ・生み出した各種スポーツ
2日目は、午前に各種スポーツ、午後は「謎解き1089」とカレーづくりを行いました。
各種スポーツでは、スタッフが遊び方を決めるのではなく、その場にある道具を使って子どもたち自身が遊び方を考えます。
「これで遊んでみよう!」
「一緒にやろう!」
そんな声が自然と聞こえ、友達を誘って遊びを広げていく姿が見られました。



仲間と考えて挑戦した「謎解き1089」
午後の謎解きでは、「どこから回れば効率がいいかな」「役割を分けよう」と相談しながら取り組み、グループ全員で協力してゴールを目指しました。
時には、ほかのグループと情報を共有し合いながら、互いの考えを参考にしてより良い解決方法を見つけようとする姿も見られました。
答えを教えてもらうのではなく、自分たちで考え、話し合いながら進めることを大切にしたことで、子どもたちは主体的に活動へ取り組んでいました。



試行錯誤しながら完成させたカレー
カレーづくりでも、役割分担や調理の順番を子どもたち自身で決めました。
米研ぎ、火おこし、野菜のカットなど多くの役割があり、思うように進まない場面もありましたが、
「じゃあこっちをやるね。」
「次はこれをお願い。」
と自然に声を掛け合いながら、一つのカレーを完成させました。
また、火おこしでは、上手く火が付かず何回もやりなおず場面がありましたが、
「薪を足した方がいいよ!」
「酸素の通り道をつくればいいんじゃない?」
などと、どうやったらうまくいくか試行錯誤する姿が見られました。
みんなで協力して作ったカレーは格別だったようで、「おいしい!」という声があちこちから聞こえてきました。






2日目になると、子どもたちの行動にも少しずつ変化が見られました。
困っている友達に声を掛けたり、食事の準備を率先して手伝ったり、「次の時間だから行こう!」と時計を見ながら友達に声を掛ける子もいました。
食事中には、高学年の子が、あまり自分から話すことのなかった低学年の子に「おかわりする?」と声を掛け、気を配る姿も見られました。
スタッフが言わなくても、自分で考えて行動する場面が少しずつ増えてきたことを、とても嬉しく感じました。
3日目 学年を越えて生まれた仲間とのつながり
みんなで協力した退所点検
3日目は、宿泊施設の退所点検からスタートしました。
自分の荷物をまとめたり、部屋をきれいにしたりと、みんなで大奮闘!
なかなか「OK」がもらえず、何度もやり直しになる場面もありましたが、時間がかかっても最後までやりきる姿が印象的でした。
今までキャンプに参加したことがある子は、はじめての子に毛布のたたみ方を教えてあげたり、一緒に手伝ってあげていました。
1人だとなかなか始められない子も周りの子が掃除をしていると自然とその子も動き出します。
お互いが良い影響を与えていたようです。



仲間と協力して高得点を目指したオリエンテーリング
最終日は、午前にオリエンテーリングと卓球、午後は七宝焼きづくりを行いました。
オリエンテーリングでは、地図を見ながらルートを相談し、時には意見が分かれる場面もありました。
それでも、「こっちじゃない?」「一回行ってみよう」と話し合いながら、一緒にゴールを目指す姿が見られました。
なかなか見つからない場所もありましたが、みんなで一生懸命探し、ポイントを見つけたときには大盛り上がりでした。
仲間と相談しながら最後まで諦めずに取り組み、協力してゴールを目指す姿が見られました。



世界に一つだけの七宝焼きづくり
午後の七宝焼きでは、一人ひとりが細かな作業にも集中し、世界に一つだけのオリジナル作品を完成させました。
七宝焼きとは、金属の上にガラス質の釉薬を盛り、電気炉で焼き上げてつくる伝統工芸です。
今回は、金属板に釉薬を盛って焼き、模様となる銀箔を貼って再び焼いた後、色付きの釉薬を盛ってさらに焼き上げました。
いくつもの工程があるため、途中で次の作業が分からなくなる子もいましたが、先に作業を進めていた子が教えてあげる場面も見られました。
自分の作品に集中するだけでなく、困っている友達に声を掛ける姿からも、子どもたち同士のつながりが深まっていることを感じました。






「できた」だけではなく、「うまくいかなかった」も大切な経験
3日間を通して特に印象的だったのは、子どもたち同士の関係の変化です。
初日は緊張していた子どもたちが、最終日には学年やスクールの枠を越えて自然と名前を呼び合い、一緒に笑い、一緒に遊ぶ姿がたくさん見られました。
もちろん、仲良くなったからこそ盛り上がりすぎて注意される場面もありましたが、それも含めて、この3日間で子どもたちの距離が大きく縮まったことを感じました。
また、今回のキャンプでは、スポーツや体験活動だけでなく、共同生活そのものが子どもたちの学びの場となりました。
普段、ご家庭では、
「次は○○する時間だよ。」
「忘れ物ない?」
「これ片付けようね。」
と、保護者の皆さんが自然にサポートしてくださっている場面がたくさんあります。
だからこそ、この3日間は、自分で時間を見て行動すること、身の回りのことを自分で行うこと、困っている仲間に気づいて声を掛けることなど、生活の中にもたくさんの挑戦の要素を取り入れました。
もちろん、すべてが順調だったわけではありません。
忘れ物をしたり、時間に遅れてしまったり、思うようにいかず悔しい思いをしたりする場面もありました。
しかし、その経験があったからこそ、「次はどうすればいいかな」と考える力が育ちます。
大切なのは、失敗をしないことではありません。
失敗も成功も、どちらも子どもたちにとって大切な経験です。
私たちは、その一つひとつの経験が、子どもたちの
・自分で考えて行動する力
・仲間のために動く力
・自分にもできた
という自信につながると考えています。
2泊3日という短い時間でしたが、子どもたちは本当にたくさんの経験を積み重ね、大きく成長した姿を見せてくれました。
今回のキャンプで得た経験や仲間とのつながり、そして「自分にもできた!」という成功体験は、これからの学校生活やスクール、ご家庭での新しい挑戦を支える大きな力になってくれるはずです。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
インボルブ花巻では、これからもスポーツだけでは得られないさまざまな経験を通して、子どもたち一人ひとりの成長をサポートしていきます。
次回のイベントでも、子どもたちの新たな挑戦と成長に出会えることを、スタッフ一同楽しみにしています。






