ウチの子が引っ込み思案だったのですが、、、
これは、あるお子さんがサッカースクールの体験に参加してくれた時の話です。
最初の挨拶で、コーチと挨拶をするのですが、恥ずかしいと思ってしまったのか声を出して挨拶することが出来ませんでした。
もちろん初めての場面だと緊張もするのは当たり前ですし、様子を見てみることにしました。
体験がスタートし、その子は黙々と体を動かしています。
コロナ禍ということもあり、マスクをしながら運動していたので表情が読み取りづらく、最初は楽しくないのかな?大丈夫かな?
と心配になりました。
最初の体験を終え、保護者さんから、
「本人はとても楽しかったそうです!」と感想を言っていただけて一安心。
加えて、
「体を動かすのは好きだけど、引っ込み思案で緊張に弱いところがある」
と、悩みを打ち明けてくださいました。
「スポーツを通して前向きになって欲しい」ということで、サッカースクールに入会していただくことになりました。
スクールでの変化
その子は途中怪我もありましたが、毎週欠かさずスクールに通ってくれました。
サッカースクールでは、「遊びを通してサッカーの技術を楽しみながら身につける」をテーマに活動しています。
「楽しく」がモットーなので、ガチガチに縛った練習はしませんし、コーチからああしろ、こうしろということもありません。
ルールを守った中で、ある程度自由にプレーしてもらうことを心がけています。
自由に行動するということはある意味、自分で考えて動かなければならないということでもあります。
時には、誰かに声を掛けなければいけない状況や自分の考えを伝えなければならない状況が出てきます。そういったことを毎回繰り返していくうちに、少しずつ人と話すことに慣れていったのです。
また、試合の前に作戦タイムという時間を設けています。
「どうやったら試合に勝てるだろう?」「上手くいくだろう?」ということを子ども達同士で話し合う時間です。
スクールでは、他の学校の子達も多く参加しているので、自然とコミュニケーションが図られます。
このように他の学校の子とコミュニケーションをとる機会が増えたことで、自分自身に変化が出始めたのです。
それから半年後
ある時、保護者さんにスクールに通う前と通った後、お子さんに変化があったかどうかを聞いてみました。
すると、
「以前に比べてかなり前向きになりました!スクールに入って自分の変化に気づいて自信がついてきたようです。また、積極的になって色々チャレンジするようになりました。学校でも友達とサッカーをして楽しんでいるようです。サッカーの技術だけじゃなく、内面の成長が感じられてとても嬉しいです」
とお伝えいただきました。
まだスクールに通い始めて1年も経っていないですが、このように良い変化が見られるのは嬉しいですね!
今では、スクール活動でもニコニコしながら挨拶するようになり、他の子とも積極的にコミュニケーションをとるようになっています。
これからの成長も楽しみです♪