「お友達にも教えたい!」遊びから広がった“考える力”

先日、幼児運動スクールに通うお子さんの保護者の方から、うれしいお話を聞かせていただきました。
スクールで行った「バナナおにごっこ」を、とても気に入ってくれたお子さん。
ある日の寝る前に、
「保育園でもバナナおにごっこをやりたい!」
と話していたそうです。
ところが、そこで一つ気になることが。
「でも、お友達はルールを知らないから、どうやって教えたらいいかな〜?」
スクールで楽しかった遊びを、保育園のお友達とも一緒にやってみたい。
そして、そのためには「どうやったらお友達に伝わるのか」を自分なりに考えていたそうです。
保護者の方も、そんな姿にお子さんの成長を感じてくださっていました。

スクールでの経験が、日常の中につながっていく
子どもにとって、遊びはその時間を楽しむだけでなく、さまざまなことを経験する機会にもなります。
「楽しかったから、またやりたい」
そこからさらに、
「お友達ともやってみたい」
「どうやって教えたらいいだろう?」
と、次に必要なことを自分なりに考えています。
誰かに遊びを教えようとすると、「何を伝えればいいのか」「どう説明すれば分かってもらえるのか」と考える場面が生まれます。
今回のエピソードでは、スクールで経験した一つの遊びが、別の場所で「自分だったらどうする?」と考えるきっかけになっていました。
運動スクールというと、「走るのが速くなる」「いろいろな動きができるようになる」といった身体面の成長に目が向きやすいかもしれません。
もちろん、それも大切です。
しかし、それと同じくらい、「やってみたい!」と思ったことに自分から挑戦したり、「どうしたらできるかな?」と考えたりする経験も、たくさん積み重ねられることを大切にしています。


子どもが考えるために、大人ができること
今回、保護者の方から、もう一つ印象的なお話をいただきました。
「スクール中につい口を出してしまうこともありますが、静かに見守ることの大切さを、私自身もスクールを通して学ばせていただいています」
子どもが何かに困っていたり、うまくできなかったりすると、大人はつい、
「こうしたらいいよ」
「こうやってやるんだよ」
と答えを教えたくなることがあります。
もちろん、安全面への配慮や必要なサポートは欠かせません。
一方で、すぐに答えを伝えるのではなく、子ども自身が「どうしよう?」と考える時間をつくることも大切です。
考えて、やってみる。
うまくいかなければ、もう一度考えてみる。
その積み重ねが、自分で考えて行動する経験につながっていきます。
今回の「どうやって教えたらいいかな?」という言葉も、遊びをきっかけに、自分なりに考えようとした姿の一つです。
これからも、さまざまな運動や遊びを通して、子どもたちが自分で考え、試してみる機会をつくっていきます。
