「当てる」だけじゃない関わり方 ― チームで楽しむドッジボール ―

今回のマルチスポーツスクールでは、ドッジボールを行いました。

ドッジボールというと、
「ボールを持ったらすぐに投げる」「強い子が活躍する」
そんなイメージを持たれることも多いかもしれません。

ですが、今回の活動では、少し違った子どもたちの姿が見られました。

それぞれの役割でチームに関わるドッジボール

これまでは、ボールを持つと、とにかく相手に向かって投げる子が多く見られました。

しかし最近は、味方同士でパスを回しながらチャンスをうかがったり、「こっち空いてるよ」「パス!」と声をかけ合ったりと、チームで考えながらプレーする姿が増えてきています。

1年生の中には、まだ強いボールを投げることが難しい子もいます。
それでも、味方にパスをつなぐといった形で、自分にできる役割を見つけて参加していました。

パスを受け取った仲間が、相手が準備する前に投げることでアウトが取れる場面もあり、「チームで戦う」面白さを少しずつ感じているようです。

また、年上の子が年下の子を気にかけてパスを回したり、自然と周りを見ながら動いたりする場面もありました。

勝ち負けだけでなく、どう関わるか・どう支え合うかを、遊びの中で学んでいく時間になっていました。


マルチスポーツスクールでは、運動そのものを楽しむ中で、友だちと声をかけ合ったり、まわりを見ながら動いたりしながら、それぞれが自分なりの関わり方を見つけていく時間を大切にしています。

今回も、ドッジボールを通して、子どもたちは、楽しみながらたくさんのことを経験していました。