お友達と息を合わせる「シンクロあそび」

幼児運動スクールでは、お友だちと動きを合わせて楽しむ「シンクロあそび」を行いました。

今回は、体を動かしながら、自然とお友だちとの関わり方や思いやりの気持ちを育める、そんな楽しい時間になりました。

シンクロあそびとは

「シンクロあそび」とは、お友だちと同じタイミングで動くことを楽しむあそびです。

今回は、2人並んででんぐり返しをしたり、マットの上で手をつなぎながらジャンプをしたりしました。

はじめはタイミングがずれたり、戸惑う姿もありましたが、お互いの様子を伺いながら、少しずつ息を合わせて動けるようになりました。

協調性が育つのは「5〜6歳ごろ」から

現代の子どもたちは、少子化などの影響により、人と関わる力・協調する力が育ちにくく、

  • 自分のタイミングでしか動けない
  • 他人に合わせることに戸惑いがある
  • 周囲を意識した行動が難しい

といった子どもが増えていると言われています。

「協調性」は生まれつき備わっているものではなく、経験の積み重ねの中で育っていく力です。

一般的に、協調性の土台は3〜4歳ごろにつくられ、5〜6歳ごろから本格的に発達していくとされています。この大切な時期に、どのような体験をするかが子どもの成長に大きく影響します。

シンクロあそびでは、相手に合わせて動く中で、自然と思いやりの心が育ちます。相手の様子をよく見て、自分の動きを調整するという経験が、「相手を尊重する」という気持ちにつながっていきます。

そして何より、お友だちと協力して動きをそろえることで、「一緒にできた!」という達成感を味わうことができます。この成功体験は、仲間とのつながりや信頼を感じるきっかけにもなります。

幼児運動スクールでは運動を通して、子どもたちの体だけでなく、心の成長も大切にしています。今後も、子どもたちが楽しみながら成長できるような活動を行ってまいります。